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吉田豊さん

吉田豊さん

東京・表参道のイタリアンレストラン「La CHIARA」料理長。熊本県八代市出身。高校卒業後、福岡県にある中村調理製菓専門学校で料理を学ぶ中、講師として出会った落合務シェフとイタリア料理に魅了され、卒業後に上京。5年間、銀座の「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」で経験を積んだ後、「La CHIARA」のシェフに就任。

「La CHIARA」(ラ キアーラ)は、人と車が行き交う表参道交差点から徒歩0分という場所にありながら、開放的な雰囲気に包まれるイタリアンレストランです。

窓の外に広がるのは緑の並木道と街並み、そして広い空。「La CHIARA」(ラ キアーラ)は、人と車が行き交う表参道交差点から徒歩0分という場所にありながら、開放的な雰囲気に包まれるイタリアンレストランです。そこで季節を感じるイタリアの郷土料理を提供するのが、料理長の吉田豊さん。
「近所の人に毎日来てもらえるような、普段使いのイタリアンを追求しています」
ですが、それは“普通のイタリアン”という意味ではありません。鮮魚や旬の野菜などの食材を各地から選び抜き、調理法はもちろん、仕入れる量、保存の温度や方法、下ごしらえなど、その日仕入れた食材を一番いい状態で提供できるよう日々工夫を凝らしています。
「料理って、作り手の気持ちが食べる人に伝わらないとダメだと思うんです。それが伝わるように、そして、お客様に心から『おいしい』『楽しい』と思っていただけるように、食材を選ぶところから始まって調理法、サービスの仕方、衛生管理までベストを目指して厨房に立っています」

吉田さんがなにより大切にしているのは、「お客様の心に寄り添いたい」という気持ちです。

吉田さんがなにより大切にしているのは、「お客様の心に寄り添いたい」という気持ちです。
「カジュアルな店ですが、せっかく来ていただくのだから、家庭では味わえないものをあれこれ楽しんでもらえれば」と、「イタリア産モッツァレラチーズとバジルのトマトソース スパゲティ」や「秋田県産八幡平ポーク肩ロースのグリル」などの名物をはじめ、リーズナブルなアラカルトを豊富にラインナップ。パンやデザート、焼き菓子まで丁寧に手作りし、ディナーメニューには手打ちの生パスタも並びます。
その思いは、調理中のふとした瞬間にもあふれています。例えば、日を空けずに訪れた常連客がいれば、コース料理の内容をアレンジすることも。オープンキッチンのカウンター越しにテーブルに目を配り、ホールスタッフの話を聞きながら、時にはゲストに合わせて塩加減やパスタのゆで加減をさりげなく調整することもあるといいます。

そんな吉田さんが毎日活用しているのがバイタミックス。

そんな吉田さんが毎日活用しているのがバイタミックス。約半年前から調理に欠かせない存在だそうです。
「トマトや魚のソース、パプリカやナスのスープなどを作っています。使い始めてから生まれたメニューも多いんですよ」
「グリーンピースのスープ」もその1つ。青々しい豆の香りと甘みをダイレクトに楽しめる、まろやかなスープです。
「豆の薄皮も取らずに使えて、栄養も繊維も丸ごとなめらかに仕上げることができるんですよ。濾さなくていいので、濾し器を出したり、洗ったりという手間や時間が省けて、その分、調理やサービスに気を配れるようになりました」
さらに、ほうじ茶を使ったパンナコッタなど、デザート作りでも活躍するそう。
「茶葉をそのまま粉砕できて、濾さなくても舌触りがなめらか。茶葉も本当に細かくなって牛乳に溶け込むので、ジューサーで作っていた時に比べ、ほうじ茶の香りも全く違うんですよ」
今では、旬の食材が入ると次は何を作ろうか考えるのが楽しみで仕方ないそうです。
「秋から冬には、ごぼうのスープを作ってみたいです。繊維が固いので今までは濾すのに苦労していましたが、バイタミックスなら心強いです。旬のおいしさや栄養をそのままお客様に楽しんでもらえるのがいいですね」

店名の「Chiara」(キアーラ)は、イタリア語で「明るい」「輝くような」「光に満ちた」「晴れやかな」という意味があるそうです。

店名の「Chiara」(キアーラ)は、イタリア語で「明るい」「輝くような」「光に満ちた」「晴れやかな」という意味があるそうです。
全てのお客様の気持ちが幸せに満ち、心が明るく晴れやかになっていただけることを願って名付けられました。
ただ料理を作って、出して、食べてもらうだけでなく、ゲストの意見やアドバイスを取り入れることも多く、「みなさんが店の一員となって盛り上げてくださっているような感覚」と話します。実際、昨今の自粛生活期間中、「このお店はなくなってほしくないから」と気にかけて訪れてくれたゲストも1人や2人ではありませんでした。
また、1人で立ち寄ってカウンターで軽くワイン1杯と前菜を楽しんだり、スタッフの顔を見て挨拶だけして帰ったりする常連も日々いるのだとか。
「目指しているのは、地域に溶け込んで、1回の食事に寄り添えるような店。みなさんにとって第二の家のような場所になれたらうれしいですね」

my recipe やさしい豆の甘みがふわりと広がる グリーンピースのスープ

グリーンピースのスープ

【材料】
玉ねぎ(スライス)1/2個、サラダ油 大さじ2、バター15g、グリーンピース(豆のみ)500g、ローリエ1枚、塩5g、グラニュー糖15g、水300㏄、チキンブイヨン50cc、牛乳300g、生クリーム50g、塩・こしょう適量 (仕上げ用)イタリアンパセリ、生クリーム、黒こしょう、オリーブオイル、クルトン各適量


【作り方】
①玉ねぎをサラダ油とバターでしんなりするまで炒める。
②グリーンピース、ローリエを加え、塩、グラニュー糖で軽く炒める。
③水とチキンブイヨンを加え、10分ほど豆が柔らかくなるまで煮る。
④牛乳と生クリームを加え、ひと煮立ちさせる。
⑤粗熱をとり、ローリエを取り除き、バイタミックスにかけてなめらかにする。塩・こしょうで味を調える。
⑥仕上げ用のイタリアンパセリ、生クリーム、黒こしょう、オリーブオイル、クルトンを浮かべて完成。

イタリアンレストラン La CHIARA(ラ キアーラ)

shop information イタリアンレストラン
La CHIARA
(ラ キアーラ)

東京都港区南青山3-18-19 FESTAE表参道ビル7F
☎ 03-6721-1819
営 11:30~14:30(LO13:30)、18:00~23:30(LO22:30)
不定休
URL http://la-chiara.com/